KASPI001基板

(2019.2.22追記)

 ご購入戴きましたお客様から、KASPI001基板を使用するとGPSの受信感度が悪くなるとのご報告を戴いております。KASPI001をGPS機能と共に使おうとご検討される場合、SPRESENSE本来のGPS性能に及ばない可能性があります。大変申し訳御座いませんが、ご購入の際はご注意をお願い致します本件に関しましては、Q&Aのページをのコメントもご参照ください。

(2019.3.2一時追記)

 共立エレショップ様でもお取り扱い開始いただきました。今後もどうぞ宜しくお願い致します。

KASPI001は、ソニー製マイコンボード「SPRESENSE」向けの拡張ボードです。

スイッチやマイクロSDカードスロットを搭載。小型オーディオプレーヤ等の設計や作製が容易となります。

KASPI001基板とは?

 ソニー社から販売されている汎用マイコンボード「SPRESENSE」と組み合わせて使う基板です。

 SPRESENSEメインボードサイズ(5 x 2cm)とほぼ同サイズに、小型プッシュスイッチ5個/マイクロSDカードコネクタが実装されています。

 スピーカ端子(2.54mmヘッダ)またはヘッドフォン端子(別売)を実装することで、SPRESENSEのオーディオ出力を体感できます。

 右図は実物写真で、上が裏面、下が表面です。


スピーカに直接、繋がる?

「SPRESENSE」には、D級パワーアンプが搭載されているようです。試したところ、8Ωのスピーカーを直接ドライブ(爆音)できました。SPRESENSEメインボードにハンダ付けが必要なため、破損しても自己責任になりますが、これは一度やってみる価値があります。ぜひ挑戦を!

 ソニーでは、CとRを載せかえる方法を推奨していますが、私はRを直接ジャンパする方法で十分、惚れる音を聞けました。いつかCR載せ換えも作って、聞き比べたいです。


ヘッドホンは繋がる?

 KASPI001基板には、裏面に、ヘッドホンコネクタ用のパターンが準備されています。コネクタコンデンサ(DCカット用)を入手してハンダ付けすれば、ステレオミニプラグ形状のヘッドホンを繋ぐことができます。

 ソニー製の「SPRESENSE拡張基板」にもヘッドホン端子がありますが、オーディオアンプICを経由しているようです。KASPI001基板は、SPRESENSEメインボードのダイレクトな音を聞くことができます。

 (2019.2.13追記) ヘッドホンコネクタが、販売ページにて「モノラル」と記載されているとのご指摘を、お客様から戴きました。こちらで販売元に確認したところ、webページの記載は誤記で、ステレオコネクタであるとの回答を戴いておりますので、ご安心ください。


ソフトウェアはどうするの?

 功力製作所では、Arduinoのサンプルコード(SPRESENSE固有の)で、SDカード内のMP3等の再生出力を確認しました。サンプルコードは、標準は「ラインアウト」レベルの設定のようですが、「AS_SP_DRV_MODE_LINEOUT」を「AS_SP_DRV_MODE_4DRIVER」に変更することで、スピーカ大出力できるレベルになるようです。

 いつか、Bluetooth等の基板と組み合わせて、PCのサウンドデバイスになるような装置も作ってみたいです。


KASPI001は、どこで買えるの?

 KASPI001は、「スイッチサイエンス」さん「共立エレショップ」さんで購入できます。

 KASPI001はあくまで拡張ボードのみですので、SPRESENSEメインボードは別途、ご購入ください。

 また、一部スイッチの色など、部品入手の都合で現物が写真と異なる可能性があります。諸々加味のうえ、購入ご検討頂けますと有難いです。


回路図は公開してる?

 回路図はこちらになります。

ダウンロード
KASPI001 回路図
KASPI001_rev100.pdf
PDFファイル 68.6 KB

各ピンやスイッチの信号配置は?

 各ピンやスイッチがSPRESENSEのどこにつながっているかは、以下を参照して下さい。

ダウンロード
KASPI001_PinAssignment.png
PNGファイル 352.0 KB

 5つのスイッチは、単純に「押したらGNDに接続される」という構成です。SPRESENSEで検知する際は、それぞれのピンを入力&プルアップ設定にする事で、認識可能になります。


 その他、疑問点などあれば、お問い合わせページからご連絡ください。できる範囲で対応を頑張ります。

 (2019.2.14追記) お客様から戴いた質問を元にQ&Aのページ新設しました。気になる箇所などある場合は、こちらもご参照下さい。