LCDSP001基板の、様々なボードへの対応について

 Arduino-UNOなど、「LCDSP001を無改造で接続できるボード(SPRESENSE等)」以外で使用する場合は、以下を参考にして下さい。

IO電圧が5v系のボード時の改造

 Arduino-UNOなど、デジタルのIO電圧が5Vのボードの場合は、IO電圧をLCDの3.3vに変換する必要があります。

 LCDSP001には、抵抗分割用の面実装抵抗パターン(1608)が準備されていますので、ここに1.2k/680Ω等、5v-3.3v比率に合う抵抗を実装することで、データの送信が可能になります。(なお3.3to5Vの変換機能はありませんので、LCDからのデータリードは出来ません。)

 J1-J5はカット可能なパターンですので、カッターナイフ等で中央をカットのうえ、620Ω等の抵抗を実装して下さい。


AVREF端子が3.3v出力していないボード時

 LCDSP001は、AVREF端子からの3.3vをLCDに供給する構想ですが、Arduino-UNO等のボードでは、AVREFは入力端子となっており、そのままでは利用できません。

 LCDSP001には、ワイヤジャンパによるLCD電源供給用のスルーホールがあります。ここに右図のように、3.3v端子からの電源を供給する事で、LCDを駆動できるようになります。


2.4インチLCDへの対応

 LCDSP001は、2.4インチLCDにも対応しています。

 この液晶は接続コネクタの位置が異なるため、奥側の端子にコネクタを実装する必要があります。

 L字の2列ピンソケットを入手し、実装する事で対応可能になります。このソケットはLCDSP001セットには含まれませんので、別途ご購入ください。

 また、LCDが2.2インチよりも大きい分、基板中心とLCD中心の差が大きくなります。これを補正したい場合は、LCDSP001とソケットの間に厚手の両面テープを挟む等の改造が必要となります。